日本電気計測器工業会(JEMIMA、小野木聖二会長)は、4月1日付で「IoTイノベーション推進委員会」を新たに発足させた。
国際的に新たな産業革命に向けたビジネスモデルや技術トレンドの創出に向けて、インダストリー4.0やIoTなどへの取り組みが加速している。
日本でも同様の取り組みが各方面で進んでいるが、JEMIMAではこれらを変化の好機と捉え、会員企業の計測・制御技術を核に、日本企業の特質を生かしつつ、国内外を視野に入れた活動を目指そうとしている。
新設する委員会は14社17人で構成。会員企業に有用な関連情報の整理とサービス提供に加え、計測と制御の総合的な工業会として、国内・海外におけるビジネスの拡大や活性化に寄与できる提言や施策を行う。
当面は医療や環境・エネルギー、製造などの会員企業の拡大する事業領域で、IoT技術によってどのような革新・変化が考えられるかを、広く現場や専門家の知見も活用して検討するほか、ビジネスで活用するために必要となる知識や情報を会員企業へ提供していく方針。
また、省庁や他工業会の新たな事業、産官学のプロジェクトへ積極的に参加し、計測・制御を基盤とする活動をリードしていくとしている。