NKE(京都府長岡京市)は、制御状態の環境変化を通知する簡単IoT機器「れんら君」に、「出力付きアナログれんら君(UNC-RP42(A))」を追加し、4月17日から発売した。価格はオープンで、同社Web販売サイトでは6万4600円で販売。初年度で200台の販売を見込んでいる。
従来の「アナログれんら君」は、温度センサーや電流センサーなどのアナログ信号を入力値として取り込み、事前に設定した値を超えると注意メールを担当者に送信したり、入力値の変化の推移をグラフ化してパソコンやスマートフォンから確認することができる。
追加発売では、「アナログれんら君」に出力機能を持たせて外部の出力機器を接続できるようにしたもので、出力機能が付いたことでさまざまなIoTアプリケーションの構築が可能になっている。
例えば温度管理が必要なビニールハウスや地下保管庫などに使用すれば、室温が一定の値を超えると設備管理者にメールを送ると同時に、空調機器と連動して正常温度に戻す動作を自動で行うというような、外部機器と連動させたアプリケーションを簡単に構築することができる。さらに、出力のON/OFFは遠隔でも操作可能なため、構築できるアプリケーションの幅も広い。