三笠製作所 米社と業務提携 北米制御盤強化

三笠製作所(愛知県犬山市、石田繁樹社長)は、米国ペンシルベニア州ピッツバーグの制御盤メーカー、パネルショップとこのほど業務提携した。これにより、北米における制御盤事業をより強化していく。

三笠製作所は、国内・欧州・北米の各規格に対応した電気設計などを行っている制御盤メーカー。近年、直接の納入先である日本国内の機械装置メーカーが海外への輸出を増やしており、北米エリアではカナダ、メキシコ向けの件数も多くなっている。

こうした動きに対応して海外規格に適合した制御盤設計をハード・ソフトの両側面で強化するため、パネルショップと業務提携することにした。

パネルショップは、制御盤のハード設計、さまざまなサイズの制御盤の製造、あらゆるメーカーのソフト設計を行っている。充実した検査装置で確実な検査を実施、顧客へ短納期で高品質な制御盤を納品している。

提携により、三笠製作所の取引先の国内メーカーが輸出するときに必要な北米規格、UL規格に対応した設計、安全回路の構築や、制御プログラムなどのサービスが米国のほか、メキシコやカナダでも対応できるようになる。

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