図研とNano Dimension(以下ND)は、3Dプリントのユーザーエクスペリエンスの向上と、多層プリント基板の試作納期改善に向けて協業する。
NDは多層プリント基板用の3Dプリンタ「DragonFly 2020」や3Dプリンタ用のナノテクノロジーベースの導電性および誘電性インクなど、3Dプリンテッドエレクトロニクスプラットフォームの開発メーカー。
一方、図研「Design Force」は、多層プリント基板の材料に対して独自のルール指定ができる設計ツールで、特別な手順を必要とすることなく3Dプリントの導電材に銀などの新しい材料を使用することができる。
今回の提携により、NDは図研のシステムレベル設計ソリューション「CR-8000 Design Force」が持つネイティブ3D設計情報を活用した電子技術の実装プロセスへの適用を目指す。
また、図研はCADデータをインクジェットプリンタ用に最適化するDFMソリューションも提供。設計から製造データ出力、その最適化までのシームレスな環境をユーザーに提供し、設計スピードアップを実現する。