サトーホールディングスの子会社DataLaseとXeroxは、インクを必要としない新たな印字ソリューションのための協業契約を締結した。
DataLaseが開発した「Variprint」と呼ばれるソリューションに、XeroxのLIM(レーザーイメージングモジュール)を採用。さまざまな製品やパッケージに従来塗布されているコーティング剤にDataLaseの特許技術である感熱顔料を混ぜて同LIMで照射することで、コーティング剤が変色。インクを使わず、高解像度かつ高品質のデジタルプリントを実現する。
同LIMは一般のインクジェットによるデジタルプリンティングソリューションよりも高い解像度での印字が可能。グレースケール画像を最高1200dpiまでの実効解像度で作成、最高毎秒1メートルの速さでグラフィックス、バーコード、文字など可変情報のデジタルプリンティングを行うことができる。印字言語や原材料表示内容の最終段階での変更など、フルフィルメントのプロセスに新たな対応力をもたらすとしている。