三菱電機は、主にテナントビル・商業施設で使用される電力量計の新製品として、電子式電力量計「M2PMシリーズ」を4月21日から発売した。標準価格は1万5300円~6万7080円、本年度の月産台数は6000台。
新製品は、30A・60A・120A、および主に定格電流120Aを超える場合に変流器と組み合わせて使用する5Aと、定格電流に対応した豊富な機種をラインアップ。また、入力配線や取付ピッチなどの互換性確保により、既設の誘導形電力量計から容易に置き換えることができる。
さらに、液晶画面で誤接続を警告する、誘導形電力量計にはない誤結線判別機能を搭載しているため、運用開始前に誤接続を確認できる。加えて、モバイル用検針モジュール(別売)により、計量値データをBluetooth Low Energy通信でモバイル端末に収集することが可能。収集したデータをCSVファイル化してメールでパソコンなどに送信することで、計量値データの読み取り・転記ミスを防止し、検針データ管理の向上を図ることができる。