日本最大級 13の専門展集う
商談・受注 活発に
IOT/M2M、組込みシステムなど、話題のIT関連機器・システム・ソフトウェアなどが一堂に会する日本最大のIT展「2017 Japan IT Week 春」(主催=リードエグジビションジャパン)が、5月10日(水)~12日(金)までの3日間、東京ビッグサイト(東、西ホール)で開催される。毎年多くの企業の情報システム部門、経営企画部門、マーケティング部門などの担当者が来場し、出展企業と活発に商談を行う。
西ホールでは、「第20回組込みシステム開発技術展」「第6回IoT/M2M展 春」、東ホールでは、「第26回ソフトウェア&アプリ開発展」「第22回ビッグデータ活用展 春」「第19回データストレージEXPO」「第14回情報セキュリティEXPO 春」「第11回Web&デジタルマーケティングEXPO 春」「第9回データセンター展 春」「第8回クラウドコンピューティングEXPO 春」「第7回モバイル活用展 春」「第5回通販ソリューション展 春」「第3回モバイル端末・周辺機器展」「第1回店舗ITソリューション展 春」の計13展が開かれる。開場時間は午前10時~午後6時まで(12日は午後5時まで)。
1992年にわずか84社でスタートした同展示会は、その後25年にわたって新しいコンセプトの見本市を次々と誕生させてきた。今回は初開催の「店舗ITソリューション展」を含む13の専門展に、出展社数は合わせて前回比110社増の1600社。会期中の来場者数は前回同様9万人が見込まれ、日本最大級のIT展であることはもちろん、世界のIT業界を見ても、有数の規模を誇る展示会となっている。
第20回組込みシステム開発技術展
「第20回組込みシステム開発技術展」は、組込みシステム開発に必要なハードウェア・ソフトウェア・コンポーネントから開発環境までをそろえた専門展で、13展の中で最多の260社が出展。アジア最大級の専門見本市となっており、国内のユーザーはもとより韓国・台湾・中国からの来場者が近年急増している。各種ハードウェア、ソフトウェア、開発支援ツール、組込みボード・コンピュータ、パワーエレクトロニクスなどがデモ展示も交えて披露される。
第6回IoT/M2M展
「第6回IoT/M2M展」は、新たなマーケット創造が期待されるIoTとM2M(機器間通信)に特化した専門展。200社が出展する。M2Mシステムを構築するための無線通信技術、センサーや、さまざまなアプリケーションが集結する。IoT/M2Mソリューション、IoT/M2Mプラットフォーム、無線モジュール・デバイス、測定器・シミュレータ、カメラ・映像技術などを出展。市場拡大を図るべく、手軽さや低価格、ワンストップなどをアピールする新製品・新サービスが数多く紹介される。
第26回ソフトウェア&アプリ開発展
「第26回ソフトウェア&アプリ開発展(旧ソフトウェア開発環境展)」は、「Japan IT Week」の原点として、一番初めに開催され、現在まで継続する展示会。ソフトウェアの開発・保守・運用のための製品・技術の専門展。開発支援ツール・ソリューション、アウトソーシングサービス、ERP&業務アプリケーションなどが展示される。
第22回ビッグデータ活用展
「第22回ビッグデータ活用展」は、「ビッグデータ」の基盤技術から活用ソリューションまで、あらゆる製品・サービスを参集した専門展。企業・官公庁の経営者・経営企画部門、情報システム部門の担当者が、製品・サービスの導入を目的に来場。ビッグデータ活用ソリューションや基盤技術、蓄積データの社外活用などが展示される。今回は近年もっとも注目を集めているAI技術を活用したデータ分析ツールや経営支援ツールなどを展示する「AI分析ゾーン」が新設されている。
第19回データストレージEXPO
「第19回データストレージEXPO」は、膨大な情報の管理・保護に不可欠なストレージソリューションの専門展。大量のデータを取り扱う金融・医療・放送業界や研究機関からの来場が年々増加しており、会場で導入に向けた具体的な商談が行われ、出展社の会期後6カ月の平均受注額は2900万円に上る。小型化や大容量・高速性を追求した新製品NASをはじめ、仮想化対応ストレージ、クラウド型ストレージ、サーバ/ファイル仮想化、運用管理ソフト/サービスなどが展示される。
第14回情報セキュリティEXPO
「第14回情報セキュリティEXPO」は、情報セキュリティ対策に特化した専門展として、210社が出展。毎年多数の企業のリスク・セキュリティ管理部門、情報システム部門、経営・経営企画部門、監査部門、法務部門の責任者ならびに担当者が来場する。ファイアウォール/UTM(統合脅威管理)、不正侵入検知、ウイルス・スパム・フィッシング対策、ID統合管理、不正アクセス監視サービスなど、あらゆる情報や技術が展示される。
第11回Web&デジタルマーケティングEXPO
「第11回Web&デジタルマーケティングEXPO」は、Web・デジタルマーケティングに関するソリューションの専門展。ソーシャルメディア活用、Webマーケティング、デジタルマーケティング、スマートフォンを活用したサービス、アドテクノロジーなどが展示される。
第9回データセンター展
「第9回データセンター展」は、サーバ、ラック、UPSといったデータセンターファシリティ、ネットワーク機器やデータセンター誘致など、データセンター構築・運用に関わるソリューションを集結した専門展。データセンターに的を絞った珍しい展示会で、第1回から主要企業のほとんどが出展し、購入の決定権限を持った専門家が来場する商談展として定着。毎年、億単位の商談が行われており、出展社・来場者双方の満足度が極めて高い展示会と評されている。
第8回クラウドコンピューティングEXPO
「第8回クラウドコンピューティングEXPO」は、クラウドコンピューティングに関する製品・サービスの専門展。クラウドコンピューティングサービス、クラウドコンピューティングを支えるインフラ・ソリューション、クラウド上で提供する各種サービス/アプリケーションなどが展示される。
第7回モバイル活用展
「第7回モバイル活用展(旧スマートフォン&モバイルEXPO)」は、スマートフォンやモバイルに関する、あらゆるソリューション/サービスの専門展。アプリ開発支援、モバイルネットワーク・通信関連サービス、スマートフォン・モバイル向けSaaSアプリケーション、各周辺機器などが展示される。
第5回通販ソリューション展
「第5回通販ソリューション展」は、ネットやモバイルを活用した通販に関するシステムやサービスの専門展。通販事業者、メーカー・小売店の通販担当者、新たに通販事業を始めようとする企業の担当者が来場する。ECサイト構築・管理、物流ソリューション、コンタクトセンターなどに関する製品が展示される。
第3回モバイル端末・周辺機器展
「第3回モバイル端末・周辺機器展」は、「法人向け」スマホ/タブレット/ウェアラブル端末、PCや、それらの周辺機器・アクセサリをそろえた専門展。海外からの出展も多く、企業の情報システム部門などの法人ユーザーをはじめ、コンピュータ販売会社、システムインテグレーターなどが来場し、端末・周辺機器の購入や仕入れを行う。PC周辺機器、スマホ・タブレット周辺機器、MVNO・SIMフリー端末などを展示。ITプロダクトの売り上げ拡大や、販売チャネル開拓の絶好の場となっている。
第1回店舗ITソリューション展
今回が初開催となる「第1回店舗ITソリューション展」は、店舗運営・集客ソリューションやオムニチャネル、POSシステムなど店舗のIT化に関する製品・サービスの専門展で、初回から50社が出展を予定。小売店、飲食店、ホテル・旅館などの店舗を持つ企業の経営企画部門、情報システム部門の担当者の来場が見込まれる。
講演・セミナーも連日開催
各展示会では、それぞれの会場において関連講演やセミナーも連日開催。各講演・セミナーは、基調講演以外は無料。事前申込制で定員になり次第締め切る。
「組込みシステム開発技術展」のセミナーは、組込みシステムに関する最新トピックを網羅した日本最大級のセミナーとなっており、「モデルベース開発」「マルチコア」の実践例から、「組込みAI」「組込みセキュリティ」「機能安全」などがわかる集中講座など全18セッションを実施。「品質向上」「テスト」「派生開発」などの最新技術動向も学ぶことができる。
「IoT/M2M展」では、ソフトバンクやNTTドコモ、シーメンス、オムロンなどが登壇。ますますの拡大が期待される成長市場として注目を集めるIoT/M2Mに関するキャリア各社の現在の取り組みや、製造業におけるIoT活用の具体的な事例など、最新テーマを取り上げた必聴の講演、最新の技術動向や事例を学べるセミナーを開催する。
「情報セキュリティEXPO」では、ますます高度化する情報セキュリティ脅威に企業はどう対応するべきかを、「サイバー攻撃」「CSIRT演習」「クラウドセキュリティ」など、最新動向や対策を体系的・効率的に学べるセミナーを用意している。