三菱電機は、プログラマブル表示器「グラフィックオペレーションターミナル(GOT)2000シリーズ」の新製品として、爆発性ガス・水蒸気が存在する危険エリアで使用できる「防爆形GOT」6機種を5月10日から発売した。価格はオープン。
新製品は、産業安全技術協会(TIIS)の防爆型式検定に適合しており、水素ガスの雰囲気を含む爆発性ガスが存在するゾーン1・2に設置可能となっている。保護等級もIP65の防塵・防水性能に対応し、悪環境下での使用も可能。
また、表示画面は12.1型SVGA(800×600ドット)・6万5536色フルカラーの液晶パネル採用により、高解像度・高精細な表示を実現し、通信インタフェースもEthernet、RS-422/485、USBホスト/デバイスなどを標準搭載し、周辺機器との接続性・操作性を向上している。
さらに、遠隔地のパソコンやタブレットなど複数の情報機器から、生産設備の状態を把握(別途ライセンス「GT25-WEBSKEY」が必要)することで、工場の見える化を実現し、生産現場のトータルコストを削減する。
そのほか、GOT2000シリーズ用作画ソフトウエア「GT Works3」の使用により、画面設計が容易に行え、非危険場所用に作成した画面データを流用し、作画工数を削減することができる。