東京都電機卸商業協同組合(TEP、藤木正則理事長)は、第68回通常総会を全国家電会館で5月10日開催した。
総会に124社の組合員のうち委任状も含め93社が出席した。総会は藤木理事長を議長に選出して進められ、2016(平成28)年度事業報告、および決算報告、17(平成29)年度事業計画、および収支予算などを審議・承認した。
総会の冒頭、藤木理事長は「2016年11月にユネスコの無形文化遺産として『協同組合』が登録された。ドイツからの提案で実現したもので、19世紀からの活動により、現在100カ国で10億人が加入している。共通の利益と価値を通じてコミュニティづくりを行うことができる組織であることが評価されている。TEPも同業の集まりの中で、継続した活動を活発に行っている。これからも会員の皆さんに少しでも役立つようにしていきたい」とあいさつした。
総会では、屋宮芳高副理事長が16年度市況・事業概況および教育情報委員会活動を、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長が、組織委員会活動を藤原幹人委員長が、労務委員会活動を中村孝夫委員長が、青年部会活動を市村康徳担当理事がそれぞれ報告した。さらに鳥居和久会計理事が会計報告を、伊佐野勝利監事が監査報告を行った。
続いて、17年度活動計画と振興対策事業を川鍋季明副理事長が説明したほか、教育、組織、労務、青年の各委員会・部会の活動計画と収支予算が発表された。
17年度の活動計画では、全国電子部品流通連合会(JEP)と連携して、HPと会員名簿のリニューアルを行う。会員増強にも取り組み、新たに2社が入会した。
なお、組織委員長に花岡克己氏が、青年部会長に堀内優氏が就任した。
総会終了後、永年勤続表彰として、勤続30年以上5社11人、20年以上8社24人、10年以上10社37人の計72人に、表彰状と記念品が藤木理事長から授与された。