パナソニック・エコソリューションズは、カンタッチモジュールの電流センサを新たに開発し、分電盤の小型・軽量化を実現した「カンタッチバー専用CT搭載分電盤」を、2018年1月から発売する。価格はカンタッチバー100A専用CTが2万3000円、225A専用CTが3万3000円。18年に2億5000万円の販売を目指す。
「カンタッチ」は、同社の分電盤に搭載する独自の構造で、ねじを使用せずに負荷側の接続が可能な機器。
今回開発した新製品は、複数の電力計測器と置き換えることで、計測器搭載分電盤の小型化と軽量化を実現。電流センサ2個分をカンタッチモジュール化することで省配線が図れ、寸法比は約20%減を達成している。取り付け方法は銅バーに挟み込むだけの一定方向への設置で、施工時の誤配線、誤接続などの防止にもつながる。また、分電盤内でCTに電線を貫通させる作業がなくなり、施工性も向上している。