横河レンタ・リース(東京都武蔵野市、金川裕一代表取締役社長)は、クラウド型の計測器管理ツール「MyAssets(マイアセッツ)」を、5月10日から提供を開始した。計測器を多数使用するユーザーでは、計測器の台帳管理がバラバラで一元管理ができていないことや、校正期日管理、手配業務などが負担になっていると言われている。
また、社内計測器の貸し出しや予約管理を効率的に行いたいといったニーズも多い。
MyAssetsは計測器の台帳管理、校正業務、社内運用といった管理に関するさまざまな課題を、クラウドを活用して効率的に行えるもので、計測器の管理情報の一元化した共有により、計測器管理業務の品質レベル向上と効率化、コスト削減につながる。
ツールの基本機能(機器管理・校正・修理実績管理・資産品・レンタル品の校正依頼管理・校正期限・契約満了の通知アラーム管理)は無料で利用でき、同社のレンタル品・受託校正品の試験成績書および校正証明書をオンライン上で無償閲覧も可能(無料サービス)。
また、予約機能(利用予約、校正予約、修理予約、稼働実績、課金実績の照会)も月額5万円で対応する。
さらに、計測器の管理業務の一部を代行するBPO(Business Process Outsourcing)サービス「MyAssets(マイアシスタンス)」も有料で提供していく。
同社では計測器管理ノウハウを新たなサービス事業と位置づけ、2017年度36件の契約を見込んでいる。