フエニックス・コンタクト(横浜市港北区、青木良行代表取締役社長)は、産業用ワイヤレスI/Oシステム「Radioline」の販売を開始した。
Radiolineは、独自に開発した無線技術「Trusted Wireless 2.0」を利用した産業用ワイヤレスI/Oシステムで、長距離・高共存・セキュリティが特徴。
使い方は、本体前面のダイヤル操作だけで簡単にワイヤレス接続の設定や信号の送信/複製を行うことができる。ネットワーク構成はポイントツーポイント、スター、メッシュの3種類で、数キロメートル以上の長距離伝送や、帯域、チャネルブラックリスト機能、周波数ホッピング技術などにより高共存性を実現し、多チャネル通信が可能。
また、128ビットのAES暗号化とRFC3610準拠の認証方式によるセキュリティ通信となっている。
最大接続は無線モジュール250台、I/Oモジュール32台/無線モジュールで、動作中にモジュールの追加交換ができる。さらに、マイナス40℃~プラス70℃の広い温度範囲での使用が可能となっている。
そのほか、伝送可能な信号形態は、I/O⇄I/O、シリアル(Modbusマスタ)⇄I/O、シリアル⇄シリアルの3種類となっている。