フエニックス・コンタクトは、従来の丸/Y形圧着端子台をさらに進化させ、新たに独自機能をプラスしたBTシリーズの販売を推進している。
同シリーズは、日本市場のコストダウン、機能性向上、省工数、プッシュイン化への橋渡しといったニーズに沿って開発され、特長を盛り込んだ製品ラインアップは「丸端」の世界に新しいコンセプトを提案している。
BTタイプはフィンガーセーフでカバーが不要。カバーの費用、加工工数を削減。従来形のBTOタイプもFBSブリッジを採用、挿し込むだけで隣接端子台への渡りができ、作業効率がアップ。ねじの脱落を防止した機構の採用で、締め付け時の作業もしやすい上、ねじがオープンの状態でもUL600Ⅴ規格に適合できる。BTHハイブリッドタイプは、工場での内部配線はプッシュイン式で接続し、現場での外部配線はねじ式とすることで配線のトータルコストの削減、配線品質の均一化などが評価され、すでに電力関係設備や信号系設備にも採用が始まっている。BTPタイプは他のタイプと同形状ながら、4線式のプッシュイン端子台となっており、今までの端子台を入れ替えて、プッシュイン式に移行が可能。