コニカミノルタは、ICT、IoTをベースに新たなものづくりのソリューション「デジタルマニュファクチュアリング」の社内実践をグローバルで進めている。先日ドイツで行われたハノーバーメッセに出展、「Integrated Industry ーCreating Valueー(産業システムの統合化ー価値の創造)」をテーマに、サプライチェーンを一気通貫で、製造プロセスにおける業務の革新的な効率化と、品質向上の実現を提案した。
出展したのは、データの収集、分析、共有のエッジIoTプラットフォーム「Workplace Hub」と、同社の光学、画像処理などのコア技術を生かしたデバイスを組み合わせ、製造現場、サプライチェーン全体における品質管理、物流、組み立て、工程管理などの情報の収集・分析・処理を自動化するソリューション。自動車などの外観検査の自動化や、内外装の色・光沢の高精度な検査を含むカラーマネジメント、非破壊検査の新技術など品質管理の効率化のほか、入荷から出荷まで、カメラによる車番認証と、RFIDによる荷物データの紐付けを組み合わせることで、物流全体のモノのトラッキングによる安全性・透明性の確保と、人手作業が残る出荷業務のヒューマンエラーの低減を実現する検査工程の自動化、ロボットと人の協働、ウェアラブルデバイスによる作業支援や状態監視などを出展した。