TISインテックグループのクオリカ(東京都新宿区、加藤明代表取締役社長)は、工場向けIoTソリューション「FactoryQube」のサービス提供を開始した。同社は2011年から、産業機械にIoT端末を装着し、機械ごとの稼働データを収集して携帯通信網で専用サーバへ自動転送し、遠隔で稼働状況を監視する産業機械向けIoTソリューション「CareQube+」を提供している。
今回の「FactoryQube」は、対象を工場全体に広げ、設備機械から稼働データを収集・活用することにより、工場全体の生産性や信頼性の向上、さらには製造現場における業務改善・業務改革をトータルに支援する。古い機械、PLCがついていない機械でも、稼働データをパトライト・電源から収集するなど、あらゆる工場設備に対応でき、設備機械状況の「見える化」を実現する。
用途や規模に合わせて「Entryモデル」、「Standardモデル」、「Enterpriseモデル」の3つのモデルから選択・組み合わせて利用できる。今後3年間で、製造業のIoT、アフターサービスに関する領域で売上高30億円を目指す。