リコーインダストリアルソリューションズ (横浜市港北区)は、産業用コントローラにPLC機能を統合したインダストリアルコンピュータ「RICOH AP-10A」を、7月下旬から発売する。価格はオープンで、年間3000台の販売を目指す。
同製品は業界で初めて1台に2つのプロセッサを搭載。情報処理を主に行うPCアーキテクチャのプロセッサと、リアルタイム制御を行うプロセッサを分離・独立させることで、高いパフォーマンスと、相互の処理の影響を受けない高い安定性を実現。画像処理やPLCと連動した制御を行う産業用コントローラには、最新の「Intel Core i7」プロセッサを内蔵し、高速処理を可能にしている。
また、標準搭載のUSB、Ethernetなどの高速インターフェースにより産業用カメラやロボットとの接続が可能なうえ、オープンフィールドネットワークEtherCATの搭載により、モーターやセンサーなどのデバイスにも接続できる。
加えて、IEC61131-3準拠のプログラミング言語の対応により、プログラムリソースの再利用や移植が可能なため、ほかの産業用機器との連携が容易で、システム設計の効率化を図ることができる。