ラティス・テクノロジー(東京都文京区)は、ものづくりの全工程を一気通貫する設計情報活用を実現したデータ管理ソフトウエア「XVL Contents Manager 3.0」(以下XCM)を発売した。価格はライセンス料1000万円、年間保守料2000万円。
XCMは、正しいXVLと帳票を最新の状態で共有することで、設計や製造の課題解決とユーザー業務の改善を促進するデータ管理ソフトウエア。作業指示書、イラストデータといった帳票に対する設計変更の影響をXCMの中で見える化し、自動更新することで、常に最新の設計情報に基づいた帳票を参照でき、設計変更の反映漏れによって古い情報を参照したといった手戻りを防止する。
また、「仕掛」「試作出図」「生産準備」「公開/非公開」といったステータス情報を保持して設計変化点をXCMの中で見える化することで、漏れなく、かつ簡単に設計変更に追従することが可能。設計の仕掛中から生産技術、製造、サービス部門で帳票作成に着手できるため、全社の作業を前倒しできる。
さらに、システム管理者はセキュリティなどの全社方針に沿ったシステム管理、部門のシステム担当者は自部署内のユーザー追加・削除や実業務に必要なデータ管理というように、管理業務を適切に分担することが可能で、各部門に最適なシステム設定ができるため、全社運用を早期に定着、業務効果を出すことができる。