横河ソリューションサービスおよび横河電機が提案する「高度EMSによる生産最適化技術の開発」が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2017年度「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択された。
同プログラムは、省エネルギー型経済社会の構築と産業競争力の強化に寄与することを目的に、経済産業省がNEDOと策定した「省エネルギー技術戦略」に掲げる「重要技術」を中心として、高い省エネルギー効果が見込まれる技術開発やその事業化を支援するもの。
今回、技術開発テーマの一つとして採択された「高度EMSによる生産最適化技術の開発」は、プラントのビッグデータを活用し、生産ラインとその動力となる電源や熱源の連携、生産工程間の連携を図る効率的な手段を確立することによって、エネルギー使用と生産の最適化を両立させる高度なEMS(エネルギー・マネジメント・システム)の構築を目指すもので、実施期間は17年度から18年度までの2年間を予定している。
両社は、持続可能な社会の実現を目指し、すでに提供している省エネルギーソリューションを拡大する技術の一つとして、同開発に注力していくとしている。