NKKスイッチズは、抵抗膜方式タッチパネルとして、アナログタイプ4線式の「TP01シリーズ」を5月22日から発売した。価格は、タッチパネルの画面サイズで3770円~1万3190円、コントロールボードとのセットで8120円~1万7530円、ICとのセットで5940円~1万5360円。
新製品は、抵抗膜方式を採用するとともに、軽く滑らかな操作感触を実現するために素材開発から見直したことで、従来の抵抗膜式タッチパネルに比べ、約半分の入力荷重と業界トップレベルを実現した。
また、専用のコントロールボードを使用することで、ピンチイン/アウトといったマルチタッチ操作もスマホ並みの感覚で対応可能となっている。これにより、細かな部分の画面拡大した使用にも対応できる。
さらに、抵抗膜式のため、屋外やノイズ発生しやすい用途などでも安定した高信頼な機能の操作環境を実現。
画面サイズは、10.4型/10.6型(Wide)、12.1型/12.1型(Wide)、15型/15.6型(Wide)、19型がそろっており、LCDの狭額縁に対応している。
その他、金属テールを標準で採用して、コネクタをファインピッチ化し基板の小型化ニーズにも応えている。
同社は今年度から、タッチパネルソリューションとして、タッチパネル事業の強化に取り組んでいる。従来はタッチパネルの貼り合わせやコントロールボードの提供までであったが、今年度からはLCDの調達、インターフェースボードやアプリケーションソフトの開発など、タッチパネル供給をワンストップで対応できる体制を確立している。少量多品種タッチパネルが求められるFAや医療、計測用途などを中心に市場開拓を強め、同事業の売り上げを全社売り上げの10%と倍増を目指している。