パトライト(大阪市中央区)は、シグナル・タワー「LRシリーズ」に対応のワイヤレス・データ通信システム「WD-LR-Z2型」を6月1日から発売した。
発売したのは、LR5シリーズ対応の「WDT-5LR-Z2」と、LR6シリーズ対応の「WDT-6LR-Z2」で、両製品とも入力点数は赤・黄・緑・青・白・ブザーの6点で、価格はオープン。初年度3000台の販売を目指す。
同製品は信号灯に取り付けるだけで機器情報が無線で転送されるシステム。シグナル情報を活用することでどんな設備でも稼働情報を収集することができ、取得データをもとに生産工程のボトルネック改善など、ユーザーの目的にあったさまざまな情報活用が可能になる。
また、無線を利用するため、設備のレイアウト変更、更新、増設などの配線工事の手間を軽減でき、システムの導入コストを大幅に削減。簡単にIoTが実現できる。
さらに、国際標準通信規格を採用しており、複数台を同時運用しても高い信頼性を確保でき、新旧装置やメーカー混在でもシステム構築が可能。