富士通は、ダイキン工業の安心・安全な職場づくりに向け、デジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(メタアーク)」上で展開している、IoTで現場を見守る安全管理支援ソリューションを導入する。ダイキン工業は、6月から淀川製作所(大阪府摂津市)において、同ソリューションを活用した作業現場の安全管理を開始する。
ダイキン工業は、労働災害対策の高度化に向けさまざまな取り組みを行っており、その一環として、2016年7月から4カ月にわたり、同製作所の化学事業の製造工程において、富士通の安全管理支援ソリューションを活用したトライアルを実施。両社は同トライアルで作業者に「バイタルセンシングバンド」を装着し、温湿度が高い環境下で、熱ストレスレベルの検知精度を向上させるアルゴリズムの検証・評価を繰り返し、特殊な環境においても適切な検知を実現できるアルゴリズムのカスタマイズを行った。
また、現場を巡回する管理者が、作業者の体調の推移を常時把握し、急な体調異常にもいち早く対応することができる専用のスマートフォンアプリを富士通で開発し、ダイキン工業とともに試行を重ねてきた。
これらのトライアルを経て、同製作所の化学プラントの運転管理者を対象に、同ソリューションを活用して、作業者の体調確認や休憩指示を行うなど、作業現場の安全管理を本格的に実施。両社は、今後もIoTを活用した作業者の安全管理を行い、ソリューションの機能強化などを継続的に行いながら、労働災害の防止策を推進していくとしている。
これらのトライアルを経て、同製作所の化学プラントの運転管理者を対象に、同ソリューションを活用して、作業者の体調確認や休憩指示を行うなど、作業現場の安全管理を本格的に実施。両社は、今後もIoTを活用した作業者の安全管理を行い、ソリューションの機能強化などを継続的に行いながら、労働災害の防止策を推進していくとしている。