日本自動車工業会は、10月27日から11月5日までの10日間(一般公開は10月28日から)、第45回東京モーターショー2017を「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」をテーマに、東京ビッグサイトで開催すると発表した。
今回は全ての国内メーカー14社15ブランド、海外メーカー13社19ブランド(乗用車・商用車・二輪車)が出展。乗用車、商用車、二輪車、カロッツェリア、車体、部品・機械器具、自動車関連サービスを含む総合ショーとして、世界10カ国から150社・団体の出展者が東京ビッグサイトに集結する。乗用車ではボルボ・カー、二輪車ではハーレーダビッドソンが復帰するほか、スウェーデンの商用車メーカー、スカニアが初出展する。また、会場である東京ビッグサイトは、東7・8ホールが増設されたことにより、前回を超える展示面積規模での開催となる。
さらに、新たな東京モーターショーのシンボルイベントとして、主催者テーマ展示「TOKYO CONNECTED LAB 2017」を今回から開催。将来のモビリティ社会がもたらす新しい価値や社会とのつながりを解りやすく、ユーザー視点で体験できる参加型の3つのプログラムを用意する。
1つめは、約300人が一度に体験できる大きなドーム型映像空間(360度映像)で、自動運転・カーシェアリング・パーソナルモビリティ・スマートロジスティクス等、20年のメガシティ東京とさらにその先のモビリティ社会を俯瞰体験する「インタラクティブ展示」を実施。スマホアプリアンケートによる来場者の声も反映され、ダイナミックな映像を体験できる。
2つめの「VR展示」では、約30人が同じバーチャル空間で試乗体験できるネットワーク型VRシステムを採用し、自動運転、車車・路車・歩車間通信、モビリティサービス等、様々なコネクティッド・テクノロジーを通してクルマの快適さや安全性等をゲーム感覚で体感する。
3つめは、クルマ業界に加え、様々な業界・分野のビジネスリーダーやトレンドリーダーと来場者が将来のモビリティ社会の広がりと可能性について語り合う場を創出する「トークイベント」を開催。同時にWeb上でトークイベントを番組配信し、未来テクノロジーの情報発信を行う。
加えて、これまで東京モーターショー会場内で実施していた参加・体験型の試乗会を、今回は近隣の臨海副都心エリアにおいて大幅に拡充して実施。その他、混雑緩和策として導線を見直し、通路幅の拡張を行い、東西展示棟間に加え、臨海副都心エリアも含めたシャトルバス運行を実施し、来場者目線でのサービス向上を目指すとしている。