ルネサス エレクトロニクスの100%子会社ルネサス エレクトロニクス(中国)は、中国政府の教育部高等教育司と工業情報化部人事教育司が主催する「全国大学生電子設計コンテスト」内で新設した「『ルネサスカップ』先端IT特別招待コンテスト(ルネサスカップ)」に単独協賛する。
5月19日には、北京理工大学でコンテストの設立に関する調印式が行われ、工業情報化部人事教育司の于鷹宇副処長、工業情報コンテスト組織委員会委員長・中国科学院院士・中国工程院院士・北京理工大学の王越名誉学長、組織委員会副委員長兼事務総長・北京理工大学元副学長の趙顕利教授、同社の真岡朋光董事長、中丸宏総経理らが出席した。
「全国大学生電子設計コンテスト」は、中国の大学生を対象に2年に1度開催されるもので、同社はコンテストの組織委員会と2008年に協賛契約を締結して以来、09年から17年まで5回協賛。新たに協賛する「ルネサスカップ」は、IoT、スマートコネクト、ITなどの分野に特化したコンテストで、同組織委員会と過去10年間にわたり培ってきた協賛経験を生かし、より良いサービスとサポートを提供することで、ルネサスカップが成功すると確信している。
第1回は18年に開催し、その後2年に1度、偶数年に開催する予定。情報や電気などの分野で有数の大学に在籍する学生を招待し、チームで参加する形式とする。同社ではルネサスカップの開催により、中国の大学生がIoTの実践的かつ革新的な能力が強化でき、さらに中国の電子設計およびその応用技術の分野における優秀な人材の育成を促進するとしている。