独・フエニックス・コンタクト社や、米・Molex社など、コネクタメーカー4社が、「M12プッシュプル・コネクタ」の国際規格化を推進していくことでこのほど合意し、協定を締結した。
合意したのは、フエニックス・コンタクト、モレックス、Murrelektronik、Binderの4社。
「プッシュプル・テクノロジー」は、Molexの仕様に準拠した「Brad Ultra-Lock」技術に基づく独自のメカニズム。「プッシュプル」接続方式のコネクタは、挿し込むと自動的に接続される新しい接続技術で、作業者は従来のトルク管理と工具を使用した手間のかかる接続作業から解放される。
また、水や油のかかるような過酷な環境においても、「プッシュプル・テクノロジー」は作業者による確実なフィールドと機器接続を保証。特にスペースが限られ、手元が見えづらい状況で、従来の締め付け方式よりも迅速かつ確実な嵌合作業が可能となる。
国際規格化されると、「M12プッシュプル・コネクタ」は提携する4社いずれからも購入が可能となる見込みで、各メーカーのその他規格に準拠した製品との嵌合も保証される。