シーシーエスは、画像処理検査用LED照明「PF(パワーフラッシュ)シリーズ」の新たなラインアップとして、拡散光リング型「HPR-PF」とドーム型「HPD-PF」の白色・赤色それぞれ4サイズ計16機種を5月17日から発売した。6月末にはPFシリーズ専用電源「PF-A16048-4(4チャネルタイプ)」を発売する。価格は「HPR-PF」および「HPD-PF」が12万円から30万円、専用電源21万円。
PFシリーズは、ストロボ発光専用に設計された照明と電源で、0.1マイクロ秒単位で設定した発光タイミングで強力な光を照射でき、検査対象物が高速に移動する製造ラインでの画像処理検査に適している。従来同等品に比べ、照度は約7倍、瞬間最大照度は700万ルクスと、検査用LED照明としては業界最高水準の明るさを達成している。
今回発売した「HPR-PF」はリング型、「HPD-PF」はドーム型の形状で、いずれも均一な拡散光を照射する。検査対象物の表面に光沢や凹凸などがある場合でも、表面状態による濃淡差を緩和して平面上を検査しているように映し出すため画像処理の精度を高める撮像が可能。飲料容器、包装パッケージなどの外観検査や文字読み取り検査などに適している。