オリエンタルモーター(東京都台東区)は、5相ステッピングモーターPKPシリーズに、取付角寸法42ミリと60ミリのTSギヤードタイプを新たにラインアップし、5月25日から発売した。価格は1万7200円~2万1550円。3年後、PKPシリーズ全体で月販10万台を目指す。
PKPシリーズは基本ステップ角度0.72度(1回転500分割)の高トルク・低振動ステッピングモーターで、マイクロステップ駆動のドライバで制御することにより高精度位置決めを低振動・低騒音で実現できる。
今回の新製品は、平歯車機構のギヤードモーターで、高精度な部品加工により、バックラッシ10minを実現。歯車の強度アップで許容トルクが上がるとともに、許容最高速度も最大で833r/minに上がっている(従来品500r/min)。
また、ギヤの許容トルクに合わせて最適なL寸のモーターを組み合わせることで、小型・軽量化を達成している。さらに、小型・薄型コネクタを採用。モーターケーブルの引出方向が上向きになり、引出方向の自由度が向上している。