日本電気制御機器工業会(NECA、舩木俊之会長)は、「NECAフォーラム2017」を東京・港区のコンベンションルームAP浜松町で9日開催し、62人が参加した。NECAの業務系の各委員会が1年間の活動報告を行うことで、NECA会員の情報共有と会員間の懇親を目的に毎年開催しており、今回で18回目。
冒頭、業務委員会の佐藤正博委員長が「NECAの16年度の出荷額は過去3番目の6630億円と好調で、今年4月の出荷も600億円を超えるなど高水準である。今年4月からは新たにものづくり・ことづくり委員会も活動を開始している。各委員会の需要予測がお金を出しても欲しいような内容に今後充実を図っていきたい」とあいさつした。
発表は、ものづくり・ことづくり、制御安全、業務、スイッチ、センサ、リレー、PLC・FAシステム、市場調査、商社の各委員会・研究会の順に各15分~30分間行い、質疑・応答の時間も設けられた。いずれの発表も、1年間の委員会活動の成果を集大成した内容で、特に市場調査研究会からは、次の10年を考えるとして、車載、民生・通信、第4次産業革命関連の三つの分野で分析が披露された。