ロームグループのラピスセミコンダクタ(横浜市港北区)は、工作機械の稼働状況モニタリングを容易に実現する電流検出用中継基板「CT Sensor Shield」を開発。チップワンストップ、ザイコストアでインターネット販売を開始した。
同社は、初心者でも簡単に電子工作やIoTのプロトタイプが作れる、マイコンボード・周辺モジュール・開発環境などを含めたリファレンスデザインシリーズ「Lazurite」を開発。既にマイコンボード「Lazurite Sub-GHz」と、Raspberry Pi用無線ゲートウェイ「Lazurite PiGateway」を発売している。
新製品は、Lazurite Sub-GHzと、市販のクリップ式CTセンサを接続するための中継基板(シールド基板)。同シールド基板を使い、Lazurite Sub-GHzとCTセンサによるセンサノードを構成することで、通信距離に優れる920MHz帯域無線通信によって、工作機械の電流変動をゲートウェイにデータ送信することが可能になり、稼働状況モニタリングシステムを容易に構築することができる。
また、同シールド基板は、Lazurite Sub-GHz以外にもArduino Unoと互換の端子配置を有しており、計測用のライブラリを移植することで、Arduinoを使用した電流モニタリングも可能。