日本配電制御システム工業会(JSIA、宇賀神清孝会長)は、工業会のステータス向上への様々な課題解決に向けて、2016年2月に組織研究会を立ち上げ、さらに会員企業の意見吸い上げをより確実にするために支部長会を設置するなど、全国均一な会員サービスが提供に向けた取り組みを行っているが、今年度は全国各地で活動している青年部を全国組織の「青年部会(仮称)」として統合を検討している。
事業承継問題なども会員の課題として挙げられているが、若手経営者が連携した取り組みを進められるような環境を整備することで、次代への新たな展望を開く方法のひとつとして強化していく。
一方、かねてから準備を進めてきたJSIA優良工場認定事業を、17年度から製品規格適合審査認定事業として開始した。JIS Q9001の品質マネジメントシステムが構築されていることを前提に、配電盤、分電盤、制御盤それぞれのJISやJSIA規格適合性を検証していく。
なお、JSIAでは、第35回定時総会を6月15日に札幌市で開催した。