信号生成時の効率向上
ピーアンドエフ(横浜市緑区)は、特別開発した青色LED「BlueBeam」の新技術を、「インクリメンタル・ロータリ・エンコーダENI58IL」に初めて採用した。
新技術「BlueBeam」は、光センシング原理に基づいたインクリメンタル・ロータリ・エンコーダにおける信号生成時の効率を向上。特別に開発した青色LEDに、より高密度な最新センシング・チップを組み合わせたことで、受光素子に対する青色光の入射エネルギーの拡大を実現した。
その結果、解像度が高まるとともに、信号強度が大幅に向上して、信号品質を大きく改善。長波長な赤外光に比べてギャップ幅が同じでも回折が抑制され、格段にシャープな像を表現できる。また、安定したスキャン速度も、大幅な解像度の向上に貢献している。
さらに、最大1万2000rpmという最高レベルの回転数範囲にも対応。加えて、ENI58ILの最大出力周波数は、標準的なロータリ・エンコーダ製品より最大50%も高い400kHzとなっている。