安川電機は、6軸の多関節ロボットで業界最小・最軽量となる小型・軽量ロボット「MotoMINI」(可搬質量0.5キロ、最大リーチ350ミリ)を、6月21日から発売した。価格はオープン。
新製品は、コンパクトなため最小の設置面積でロボットシステムを構築できるほか、装置の中に組み込むことが可能。本体質量が約7キロと人が持ち運べる軽さで、クレーンなどを使わずに搬送することができる。また、走行装置などの周辺システムも小型化できるため、コンパクトなライン構築が可能となっている。
さらに、同社の既存の小型ロボット(「MOTOMAN-GP8」「MOTOMAN-MHJ」)と比べて最高加速度を実現。設備の生産性向上に貢献する。
その他、搬送・組立用途向けに機能・性能の最適化と、小型化・軽量化を追求したロボットコントローラ「YRC1000micro」を使用することでパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。
加えて、同社のホスト制御型のロボット用オープン化ツールと一緒に活用することで、同社のマシンコントローラ「MPシリーズ」や他社製を含むシーケンサ(PLC)などの外部機器(上位盤)からロボットを直接制御することが可能となり、フレキシブルなライン構築を実現できる。