日本ロボット工業会は、経済産業省からの補助を受け、2017年度「ロボット導入実証事業」を開始した。今年度は、ロボット導入を検討する事業者に対し、3000万円を上限として補助金を支給する。すでに公募は始まっており、締め切りは7月28日までとなっている。
補助対象となるのは3種類。Aは「未活用領域における導入実証・FS(実現可能性調査)事業」で、導入実証で3000万円、FSで500万円を上限とし、補助率は中小企業が3分の2、大企業が3分の1となる。三品産業(食品・化粧品・医薬品産業)またはサービス産業におけるロボット活用を対象とし、これまで活用が進んでこなかった阻害要因を明確に特定し、これを解決するためのロボット導入実証やFSを行う計画を対象とする。
Bは「コスト削減に向けたSIプロセス実証事業」。3000万円を上限とし、補助率はAと同様。ロボットシステムの構想・設計・導入を担うシステムインテグレータと密に連携し、ロボットシステムの導入におけるシステムインテグレーションのコストを削減する設計手法の実証を行う計画を対象とする。
Cは「公共空間におけるロボット社会実装プロジェクト」。導入実証で3000万円、FSで500万円を上限とし、補助率はABと同様。空港や市街地、ショッピングモール、ホテル、飲食店、駅などの公共空間でサービスを提供するロボットの活用について、価値評価手法の確立などを通した、社会実装に向けたロボット導入実証やFSを行う計画を対象とする。
公募説明会の日程・詳細は下記から
http://robo-navi.com/application/1.php