パナソニック デバイスSUNXは、モーション機能を内蔵した高機能のプログラマブルコントローラ「FP-XH M8N」を発売した。
パナソニックが開発した高度なリアルタイム性を実現するサーボ用高速ネットワーク「RTEX」を利用して、イーサネットケーブル2本でACサーボモータに接続できる。PLCとモータを接続する場合、従来は多数の配線が必要であったが、今回の製品は煩雑な配線が不要で設計工数、配線工数を削減できる。
高速ネットワークと高性能サーボで同期制御を実現、位置(補間)・ヘリカル制御、同期・ガントリー・カム制御が行える。指令更新周期は1ms。また、予防保全、稼働監視を行うために、ファン寿命積算値、コンデンサ寿命積算値、オーバーロード負荷率、イナーシャ比、電源オン積算時間、温度(アンプ・エンコーダ)などの情報が取得可能。
主軸に同期して設定されたカム動作に基づき従軸モータの回転を制御するカム機構制御、2軸同期制御により、左右の平行度を維持しながら任意の位置決め制御を行うガントリー機構制御などに活用できる。