竹中電子工業(京都市山科区)は、薄いフィルムや連続包装の小袋の継ぎ目などを安定して検出できる「継ぎ目検出用超音波センサ US-T04AN」を7月3日から発売した。目標販売台数は年間2000台。
新製品は、透過形アナログ方式の超音波センサで投音器から受音器に発する超音波信号の強度を正確に判別し、検出ワークの色・デザイン・光沢の有無に関係なく、薄いフィルムの継ぎ目や、幅の小さな連続包装のシール部を安定して検出。用紙やフィルムの検出が難しい印刷機・包装アプリケーションでの使用に適している。
装置組み込みに最適なアンプ内蔵形アナログセンサで、形状は小型M18シリンダを採用。多重反射の影響を極力少なくし、装置内の狭小部に設置しても安定した検出が可能。3ms以下の高速応答のため、横シール・縦シールと呼ばれる幅の小さな継ぎ目も検出できる。またボタンを一回押すだけで最適感度に簡単に設定する「ワンタッチティーチング方式」、錆びにくいステンレス製ボディを採用し、衛生管理が厳しい食品機械にも使用できる。