横河電機など5社が、経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である2017年度の「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業費補助金」に共同で参画し、実証事業を開始した。
同実証事業は、電力系統に点在する機器をIoT化して一括制御することにより、設備から捻出できる需給調整力を有効活用し、あたかも一つの発電所(仮想発電所)のように機能させる仕組みの構築を目指すもの。
横河電機、関西電力、富士電機、住友電気工業、日本ユニシスが参加しており、今年度は実フィールドでの実証を行うとともに、新たに家庭用蓄電池を周期の短い負荷変動に対応するための群制御や蓄電池の劣化の把握方法の検討等に取り組む。
横河電機では、同実証事業を通じて、リソースを統合的に制御するために必要なシステムの構築や、リソースの一括制御技術の確立による新たなエネルギーマネジメントの実現、それによるエネルギー利用の最適化や再生可能エネルギー電源のさらなる導入拡大を目指し、低炭素社会の実現に貢献していく。