「第11回ETG日本メンバーミーティング」が、日石横浜ビルで7月6日開かれ、ベンダーやユーザーなど過去最高の175人が参加した。ミーティングには、本部からマーティン・ロスタンチェアマンも来日して講演した。
ロスタン氏は「2003年11月に33社でスタートしたETGも、この1年間でメンバー数が約600社増えて、65カ国4394社まで成長した。欧州が約2000社と多いが、アジアも1700社とイーサネット系の協会ではアジア最大となっている。日本でも成長が著しく、このほど500社目のメンバーとして駿河精機が加わった。EtherCAT対応製品数はシステバスで200社以上、ドライブ約160社800種類、IOで約100社1000種類が採用されている。今後も世界中の展示会に出展し普及活動を強めていく予定である」と述べた。
また、ETG日本オフィスの小幡正規代表からは、「EtherCAT P」や、半導体製造装置用デバイスプロファイル「SemiTWG」、EtherCATメールボックスプロトコル「AoE」など、最新の技術動向が紹介された。
その後、EtherCATベンダープレゼンテーションとして、8社から説明が行われた。ユーザー講演は、ジェイテクト工作機械メカトロ事業本部青能敏雄技官と、デンソーウェーブロボット事業部小南哲也担当部長が行い、EtherCATへの期待を寄せた。なお、11社がEtherCAT対応製品を展示しアピールした。