エム・システム技研(大阪市西成区)は、有機ELディスプレーを採用し高視認性を実現した表示設定形コンパクト変換器「みにまるM2Eシリーズ」に警報出力タイプを追加し、7月から発売した。
今回追加されたのは、「直流入力デジアラーム」「カップルデジアラーム」「測温抵抗体デジアラーム」「ポテンショメータデジアラーム」「セルシンデジアラーム」の5製品。
新製品は、黄色の文字色で高輝度、高コントラストであるため情報の視認性が高く、ミスが許されないループチェック時やメンテナンス時の信号チェックに最適。多機能マルチディスプレーで、上下2段でマルチに表示でき、警報状態になると、入力値が反転し、警報表示が点滅して異常を知らせる。
警報や各種項目の設定・変更は、項目名が画面にテキストで表示されるため、画面を見ながら現場で簡単に行うことができる。また、同じような仕様で多数設定する場合や設定内容を保存しておきたい場合には、パソコンからの設定も可能となっている。
さらに、便利なループテスト、警報テスト出力機能付きで、入力信号に関係なく、警報出力だけを各点個別にON/OFFできる。加えて、有機ELディスプレーは常時点灯でも寿命は約6万時間で、窓がある盤ではパネル計器としても使用可能。通常時非点灯にし、ボタンに触れると再点灯する設定にもできる。
その他、配線を外さずに検査・交換ができる省スペースプラグイン構造となっている。