横河電機は、ノルウェーのTechInvent2(テックインベント2)社を買収した。
テックインベント2は、質量流量計の機能とバルブおよびその調節機能を備えた、特許技術を搭載したケミカルインジェクションメータリングバルブ「FluidCom」を販売している。
石油採掘現場や輸送パイプラインの配管内のつまりや腐食を防止するためのケミカルインジェクション(薬剤注入)について高度な技術を有する。
横河電機は今回の買収により、石油・ガス産業のアップストリームからミッドストリームにおける操業効率の改善、運用コストの低減、およびHSE(健康・安全・環境)の改善につながることを期待している。
横河電機は、中期経営計画において石油・ガス産業を注力業種と位置づけており、2016年には石油・ガス分野の高度なシミュレーション技術をもち、それに基づくコンサルティングを提供しているKBCアドバンストテクノロジーズを買収。強固な事業基盤を築いているダウンストリーム(精製工程)に加え、アップストリームやミッドストリームにおけるソリューション強化に努めている。