アズビルの「グラフィカル調節計形C7G」が、第47回機械工業デザイン賞(主催=日刊工業新聞社)の審査委員会特別賞を受賞した。
受賞した「グラフィカル調節計形C7G」は、フィードバック制御を行うPIDコントローラとしての機能は踏襲しつつ、制御状態の健全性を数値化する「ヘルスインデックス」という診断パラメータ算出機能を搭載。同グループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」を具現化すべく、装置内の調節計の設置の制約を、表示部と制御部を分離することで解決した。
また、制御性能の高さや高品質であることを表現するため、直線的で潔い造形にまとめて精緻な印象を与えるデザインに仕上げており、表示部はユーザーの見やすい位置に、制御部は制御点の近くにそれぞれ配置が可能となっている。