北陽電機(大阪市中央区)は、測域センサ「UTMシリーズ」に、データ出力タイプの「UTM-30LX-FEW」を7月14日から発売した。新製品は、光でスキャニングしながら検出物までの距離を測定する2次元走査型の光距離センサで、同社の測域センサシリーズでは最速の走査速度10msを実現している。
距離30メートル、視野角270度の広範囲スキャンが可能となっている。
イーサネット100BASE-TXに対応した高速データ出力タイプのため、サービスロボットの高速走行、人流計測、マッピング用途などに利用できる。また、IP67の保護構造のため、屋外での使用にも適している。
同社は光学技術を生かした製品として測域センサをシリーズ化しており、現在データ出力タイプとして9アイテム、エリア設定タイプとして11アイテムを販売している。各種ロボットやAGV(無人搬送車)向けなどをはじめ、新機軸のセンサとして採用が増えている。