タムロンは、1/1.2型の大型センサ対応で、5メガピクセルの高解像度を実現しながら、業界最小φ29ミリのコンパクトサイズを達成したマシンビジョン用単焦点レンズ「M112FMシリーズ」に4機種を追加。7月10日から発売した。価格はオープン。
同製品は、5.86μmピクセルピッチ1/1.2型と、3.45μmピクセルピッチ2/3型の両方に対応。最大5メガピクセル相当の高解像度を実現しており、φ29ミリのマシンビジョン用レンズの中でも、最高レベルのコントラスト・解像度を保持している。その高い特性は、異なる焦点距離にもかかわらず、同社独自の光学設計により、4機種ともに均一に保たれている。
最新の光学技術とコーティング技術で、高いコントラスト・解像度をはじめとする各種光学性能と透過率を確保。また、中心から最周辺まで、解像度のチェック条件を厳しく設定しているため片ボケなどは少なく、使用頻度の高い至近撮影距離での良好な画質を実現している。
さらに、回転トルクを重めに設定し、フォーカシング、絞り調整の際の操作性を向上。加えて、従来モデルはロックビスの位置を3カ所から選択可能であったところを、同モデルは4カ所に増やし、設置時の利便性をさらに高めている。
そのほか、耐久性、耐振動性を考慮し、金属鏡筒を採用。堅牢性の高いレンズ外観になっており、ロックビスをイモビスに替えることで、最大径のスペースをよりコンパクトにすることを可能にしている。