オリックス・レンテック 法人向けロボットレンタル拡大へ 自動搬送ロボットも開始

オリックス・レンテック(東京都品川区)は、日本電産シンポ(京都府長岡京市)と、オムロンの自動搬送ロボットの法人向けレンタルサービスを開始する。サービス開始に当たっては、「導入前に現場環境に合った利用が可能か実証実験をしたい」というニーズに対応し、「3カ月お試しレンタルパック」を提供。協働ロボットと組み合わせた使用をすることで、より最適な搬送システムの設計・構築が可能となる。

今回取り扱うロボットは、日本電産シンポの「S-CART100」と、オムロンの「LDシリーズ」。

「S-CART100」は、搬送荷物重量100キロ、連続走行時間8時間(1時間充電)、3カ月のレンタル料金は60万9000円。全高200ミリの超低床設計で、タブレット端末で自由に走行ルートを設定でき、急な経路変更にも対応が可能。また、障害物を自動検知し自動停止するため、安全性も確保できる。

「LDシリーズ」は、搬送荷物重量60キロ・90キロ・130キロの3機種。連続走行時間12~13時間(1.5時間充電)、3カ月のレンタル料金は、60キロ・90キロが113万4000円、130キロが178万5000円。事前にルートを登録する必要がなく、内蔵するレーザースキャナーで周囲の空間距離を測定し、自動的に最短ルートを判断して走行。さらに、事前に障害物を検知し、回避して目的地に到達することができる。

またロボットレンタルサービスの事業拡大に合わせて、東京技術センター(東京都町田市)内にロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.2」を9月に開設する。

「Tokyo Robot Lab.」に続く新たな常設展示スペースで、自動搬送ロボットのレンタルサービス開始にともなって走行デモンストレーションエリアを設置。複数の自動搬送ロボットが障害物を検知し自動停止する動作や、レーザースキャナーで周囲の空間距離を計測しながら走行する動作などを間近で見ることが可能な展示スペースは業界初。展示される自動搬送ロボットは、オムロン、日本電産シンポ、シャープの3社5機種。

そのほか、アマノの清掃ロボット、ロボテックの電動バランサ、CKDのパワフルアームを展示する。

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