日本能率協会(JMA)は、日本およびアジア地域に進出している製造業の生産性や品質の向上、改善活動に成果をあげた工場を表彰する「GOOD FACTORY賞」の受賞企業として、NEC、花王、ダイキン工業、トヨタ紡織、パナソニック、富士ゼロックスの6社・6工場を決定した。
同賞は優良工場の事例を産業界に広く紹介することで、製造業の体質強化と発展に寄与することを目的に2011年に創設され、今回で7回目。
受賞にあたっては、中国・アジア地域に進出している日系現地企業・工場ならびに国内工場で行われている改革活動とその成果を、「しくみ」「運営」「効果性」「マネジメントの基盤」の4つの視点から審査し、各部門で表彰する。
今回の表彰は次の通り。
ものづくりプロセスが総合的に改善・強化されている「ものづくりプロセス革新賞」に、NECプラットフォームズ甲府事業所(甲府市)と、トヨタ紡織ハノイ(ベトナム・ハノイ)。
人材育成に組織的に取り組んだ「ものづくり人材育成貢献賞」に、花王和歌山工場(和歌山市)。
総合的に工場運営のレベルが高く、全体にバランスの取れた工場運営の良さを表彰する「ファクトリーマネジメント賞」に、ダイキン工業・大金機電設備(中国・蘇州)、パナソニック エコソリューションズ・ライティング事業部新潟工場(新潟県燕市)、富士ゼロックスマニュファクチュアリング鈴鹿事業所(三重県鈴鹿市)。