アマダミヤチ(神奈川県伊勢原市)は、ダイレクト・ダイオード・レーザ(DDL)溶接機「ML−5020AW」を発売した。価格は467万円(本体+出射ユニット)~、年間50台の販売を目指す。
新製品は、近年増加傾向にある小型基板のはんだ付け用途に特化したダイレクト・ダイオード・レーザ溶接機。熱量をリアルタイムに検出し、熱量が一定となるようにレーザ出力を制御する新機能「アクティブヒートコントロール」の搭載と、φ0.1ミリの小径ファイバーの採用により、スマートフォンやタブレット、家電、デジタル機器などの狭小部品や、狭ピッチエリアの微細な電子部品の加工に適している。
最大出力20Wのレーザ発振器が標準で2チャンネル仕様のため、2点同時加工が可能で、単一仕様に比べ、2倍の生産性の向上を実現。必要に応じてどちらか片側のみ出力することもできる。
また、DDLは、電気から光への変換効率が45%と非常に高いため、設備の省エネルギー化に大きく貢献。さらに、励起媒質や複雑な光学系が不要で構造がシンプルなため、メンテナンスフリーを実現し、ランニングコストを低減する。
加えて、コンパクトな19インチのラックサイズを採用することにより、オリジナルの装置や標準ラックへの組み込みにも柔軟に対応する。