東芝デジタルソリューションズ(川崎市幸区)は、IoTソリューションの普及を加速するオープンソースプロジェクトである「EdgeX Foundry(以下EdgeX)」に、日本企業として初めて加入した。
EdgeXは、2017年4月にThe Linux Foundationが設立。ハードウエアやOSに依存せずに、デバイス・ソフトウエア・サービス間で相互運用が可能なフレームワークの構築を目的に活動している。
同社は、顧客のデジタルトランスフォーメーション実現のため「エッジコンピューティング」「デジタルツイン」「メディアインテリジェンス」の3つの特徴を備えたIoTアーキテクチャー「SPINEX」を提供。特にエッジコンピューティングについては、いち早くその重要性を認識し、技術開発に注力してきた。
同社では、EdgeXが開発するプラットフォームは、インダストリアルのエッジコンピューティングにおいて多様なコンポーネントの迅速な導入を実現するとしている。これにより、SPINEXへの多種多様なコンポーネントの導入を容易にして顧客のデジタルトランスフォーメーションの加速を実現し、かつ、同社のエッジコンピューティングの技術をEdgeXのプラットフォームに適合させることで、グローバルな産業分野でのIoTソリューションの普及を加速させるとしている。