B&Rは、OPC UA TSNバス・コントローラを近日発売する。これにより、OPC UAに不足していたリアルタイム性への対応が可能になる。
同社は昨年、OPC UAサーバとして機能し、インターフェースの追加なしにOPC UA通信の導入が可能になるX20BC008Uバス・コントローラを発表した。しかし、従来のOPC UA通信はリアルタイム性の不足が指摘されていた。
新開発のOPC UA TSNバス・コントローラは、IEEE802.1 TSN規格に対応しており、フィールドレベルの通信や、要求の高いモーション・コントロール・タスクにおいて、POWERLINKなどを大幅に高速なイーサネット規格にスムーズに移行させて、リアルタイムな制御を実現できる。
TSNは、IEEE 802イーサネット標準規格にネイティブでリアルタイム性を持たせるために策定された新しいIEEEの作業用グループ。
B&Rは、IIC(インダストリアル・インターネット・コンソーシアム)によるOPC UA TSN向けテストベッドを活用して、新しいバス・コントローラの開発を進めてきた。