アンリツは、同社の「ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821C」を、サムスン電子が「LTE-Advanced DL 6CAチップセット」開発用測定器として採用したと発表した。
「LTE-Advanced DL 6CA」は、6つのコンポーネントキャリア(周波数帯)を束ねて最大1.2Gbpsの通信速度を実現するLTE方式。
サムスン電子は、256QAMの変調/復調方式による6CA技術の開発を進めており、以前からLTE/LTE-Advanced端末や、チップセットの開発パートナーとして、アンリツの各種測定器を採用してきた。
今回の採用は、「MT8821C」を用いた検証を実施し、業界で初めて最大スループットである1.2Gbpsでの試験に成功した結果を受けたもの。
「MT8821C」は、スマートフォン、タブレット、セルラーIoT/M2Mチップセットなどの開発用測定器で、LTE/LTE-AdvancedからLTE-U/LAA、3G/2Gシステムまで対応した端末、チップセットのRF送受信試験、スループット試験を行うことができる。