横河電機の子会社ヨコガワ・エンジニアリング・アジア(シンガポール)は、シンガポール公益事業庁から、同庁の業務の信頼性と生産性を高める水処理関連施設の設備管理システムを受注した。統合設備管理システムの構築、プロジェクト全体の遂行・管理を行い、2019年10月までに設置を完了する予定。
シンガポール政府は水の安定供給に向け、官民を挙げて下水再生や海水淡水化などに取り組んでおり、同公益事業庁は、雨水の飲料水化、下水処理、下水再生水(ニューウオーター)化を推進、高品質の再生水を作り出している。同社が今回構築する統合設備管理システムは、同国の水道、再生水・雨水管理施設を管理するもので、障害報告、保守計画などの情報や、各種レポートを一括で管理し、設備のライフサイクルにわたる保守体制を強化する。