竹中電子工業(京都市山科区)は、スリムケースで長距離検出を可能にした「セーフティライトカーテンSEF4-ESシリーズ」を8月から発売した。目標販売台数は年間1000台。
新製品は、危険領域へのオペレータの侵入を遮光検知し、機械類や設備を停止。故障に対しても自己診断機能を搭載しており、安全対策として最高水準となるカテゴリ4の要求を満たした光電式安全センサとなっている。
28ミリ×30ミリのスリムタイプで、装置にフィットして作業の邪魔にならないうえ、豊富なラインアップで、20メートルの長距離検出も可能。
マスター1台とスレーブ2台で3台の連結が可能で、セーフティモジュールかセーフティリレー1台で、3台分のセーフティライトカーテンの動作を実現する。
また、セーフティモジュール(SEF-SRM)と組み合わせることで、セーフティライトカーテンの安全機能を一時的に無効化するミューティングシステムを構築。遮光状態の場合でも制御出力を動作させることができ、安全性と生産性を両立する。
さらに、ダブルCPUを搭載しており、相互チェックと回路の二重化によるフェールセーフ設計、安全動作を確認する故障モード解析により、安全性能を確保。加えて、IEC・EN・UL規格を取得しているほか、米国のOSHA、ANSIの対象機種にも対応している。
ハウジングには衝撃に強い堅牢なアルミケースを採用。IP65/IP67の防塵・防水性能を有しているため、振動や衝撃の多い現場環境、悪環境下での使用も可能となっている。
ラインアップは、検出エリア160~2260ミリの15機種、検出距離はlow=10メートル/high=20メートルの切り替えが可能。光軸ピッチは10ミリ/20ミリ/40ミリの3種類。最小検出物体φ14ミリ/φ30ミリ/φ50ミリ以上の3タイプ。