コスパと高い画像品質を両立
キヤノンITソリューションズが提供するMatrox社製産業向け画像処理ソリューションがIoT向けに好評だ。カナダMatrox社は、1976年設立のマシンビジョンハードウェア及びソフトウェアの総合メーカで、最新技術トレンドへの迅速な対応に定評が高く、統合画像処理ライブラリをはじめ、画像入力ボード、産業用PC、スマートカメラなど様々な製品・素材を提供している。
スマートカメラ「MatroxIrisGTR」は、単なるカメラと処理エンジンの一体型化だけでなく「スマート」であるための構成として、簡便なプログラミング手段となるフローチャート式開発環境や、汎用インターフェースとしてEthernet対応を軸に開発を進めてきた。
最新版である「MatroxIrisGTR」は、撮像部にオン・セミコンダクター製CMOS素子「PYTHONシリーズ」を採用し、カラーとモノクロ、サイズは、VGAから5M(2592×2048)、最大の撮像レートはモノクロVGAで293fpsを実現。オートフォーカスレンズの装着も可能で、レンズキャップ使用時は防塵防水対応の保護等級IP67となる。製造ラインの検査計測で、画像品質とコストパフォーマンスに優れたモデルを探す人、IoT世代に対応した接続性と、プログラム経験がなくても扱えるフローチャート式の開発環境を望む人に最適となっている。